広告ー①: 飲食店が行える広告 一覧

広告ー①: 飲食店が行える広告 一覧

飲食店で行える広告を、一覧にしてみました。業界誌に書いたときに頑張ってまとめたものなので、ほぼ抜け漏れなく書かれているはずです。

見慣れない言葉の説明をいくつか。

 

「パブリシティ」とは、公的なマスコミが、無料で宣伝してくれることです。つまり、取材です。

その地域で珍しい、目新しい商品(取り組み)、その地域のためになる商品(取り組み)を持っている(または始める)場合、その情報を整理してテレビや雑誌、新聞に送ると、取り上げていただけることがあります。

 

また、「ISP」とは、インストア・プロモーションの略で、店内で行う広告です。たとえば、季節の宴会コースを開始するとき、テーブルの上のメニュー立てにチラシを入れたり、レジで配ったり、ポスターにして壁面に飾ったりすることを言います。店外で行うよりお金がかかりませんし、いま来て下さっているお客様への広告ですから、効率がいいです。ただし、新規客を獲得する力は弱いです(今のお客様が、知人を連れて来て下さる以外の広がりがありません)。

 

価格帯が低い商売だと、「看板」「店頭訴求」は、思いのほか有効です。1万円のコース料理を提供するお店が、看板で商品内容を伝えても、フラッと入ってくる一見客はごく稀でしょう。しかし、1000円くらいの商品であれば、失敗しても痛みが小さいので、いい看板であれば入ってくるでしょう。

逆に、高額帯の商品を扱うお店であれば、「DM」や「営業」のように、既存客を活用する方法が有効です。これを業界では、「客種を活かす」と言います。

 

このように、扱う商品や価格帯によって、有効な方法はかわります。明日は、インターネットを活用した広告についてお話します。