事例ー②：　3年目の浮気　5年目の破局

私は、どんな案件でも必ず、そのお店を利用するのと同時に、決算書やPOSデータの分析を行います。

決算書をみて、「思ったより低いな？」と感じたら、過去２～3年分のデータを見せてもらうことがあります。こういうとき、オープンしてからの年数も確認することがあります。すると、3年目と5年目に節目がきているケースに、よく遭遇します。

私がお店を利用したとき、商品レベルや接客レベルが高く強みだと感じたのに、それに伴う売上になっていない。その理由が、これらのケースでは、「マンネリ化」なのです。

開店したとき、とても評判だった商品が、そのまま変わっていない。商品の構成も、変えるのが怖くてそのまま。そこそこの来店数があるから、広告もやっていない。そして3年、「あれ？」と思うほど売上が下がる。

でも、食べていける。それに、以前流行ったという下手なプライドもある。そして5年、「あれ？？？」食えない。こんなケースに、よく遭遇します。

１つの目安ですが、前年比で５％以上ダウンしたら、注意が必要です。また、3年続けて５％以上ダウンしたら、かなりの重体です。

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